【2025年最新】賃貸の優良物件が出る時期はいつ?宅建士が教える失敗しない探し方
目次
優良物件が最も多く出る時期と探し始めるベストタイミング
2025年の賃貸市場トレンドと優良物件の定義
静岡市で優良物件を見つけるための実践テクニック
時期別の優良物件探しの戦略
宅建士が教える優良物件を確実に確保する方法
1. 優良物件が最も多く出る時期と探し始めるベストタイミング
「優良物件はいつ探せば見つかりますか?」これは、私が静岡市で賃貸仲介を担当してきた10年間で、最も多く受ける質問の一つです。
結論から申し上げると、優良物件が最も多く市場に出回るのは1月から3月の繁忙期です。ただし、この時期に探し始めるのではなく、12月中旬から動き出すことが成功の鍵となります。
なぜ12月から動き出すべきなのか
2025年に入ってから、私のもとには12月の時点で物件探しを始めたお客様から「理想の物件が見つかった」という喜びの声が多数届いています。
具体的な事例をご紹介します。2024年12月中旬にご相談いただいたAさん(30代・会社員)は、静岡駅徒歩7分、築5年、2LDKで家賃7.5万円という条件の良い物件を契約されました。同じ物件が1月に募集されていたら、おそらく8万円以上の家賃設定になっていたはずです。
12月は繁忙期の直前で、まだ競争が激しくない時期です。大家さんも「年内に決めたい」という心理が働くため、条件交渉にも応じやすくなります。
探し始めるタイミングの目安
私がお客様に常にお伝えしているのは、「入居希望日の2ヶ月前から本格的に動き始める」ということです。
例えば4月入居を希望する場合:
2月上旬: 物件探し開始、複数物件の内見
2月中旬〜下旬: 物件決定、申し込み
3月上旬: 契約完了
3月中旬〜下旬: 引っ越し準備
4月1日: 入居
このスケジュールなら、焦らずじっくり物件を選べます。
優良物件が出回る時期の特徴
1月から3月に優良物件が増える理由は明確です。企業の人事異動、大学の合格発表、転勤の内示など、3月末〜4月初めの引っ越しに向けて、多くの方が退去するためです。
私が管理している物件でも、毎年1月から2月にかけて退去通知が集中します。2025年1月は特に顕著で、管理物件35戸のうち、8戸の退去通知がありました。これは例年の約1.4倍です。
退去が多いということは、それだけ新規募集も増えるということ。選択肢が豊富になる時期なのです。
2. 2025年の賃貸市場トレンドと優良物件の定義
2025年の賃貸市場には、これまでと異なる大きな変化が見られます。宅建士として現場で感じている最新トレンドをお伝えします。
「優良物件」の定義が変わってきている
従来、優良物件といえば「駅近・築浅・家賃安い」の3拍子揃った物件を指していました。しかし、2025年現在、私のお客様が求める優良物件の条件は多様化しています。
実際に2025年1月から3月に成約した物件を分析すると、以下のような傾向が見られました:
単身者(20〜30代)が重視する条件
高速インターネット完備(必須)
宅配ボックス設置
セキュリティ(オートロック、防犯カメラ)
在宅ワーク対応(防音性、デスク設置スペース)
ファミリー層が重視する条件
周辺環境(スーパー、病院、保育園が近い)
駐車場の広さ
収納の充実
日当たり・風通しの良さ
興味深いことに、「築年数」へのこだわりが以前より薄れています。2025年2月に成約したBさん(40代・ファミリー)は、築18年のマンションを選ばれました。理由は「リノベーション済みで設備が新しく、周辺環境が理想的だったから」とのことです。
2025年特有の市場動向
今年特に注目すべきは、住宅購入を見送る層が増えていることです。
住宅価格の高騰と金利上昇により、マイホーム購入を断念して賃貸に留まる方が増加しています。私が2025年3月に担当したファミリー向け物件(3LDK)の問い合わせでは、約半数が「本来は購入を考えていたが、価格が高すぎて賃貸を続ける」という理由でした。
これは大きな変化です。かつてファミリー向け賃貸は「一時的な住まい」と考えられていましたが、今は「長期的に住む選択肢」として捉えられています。
その結果、ファミリー向け優良物件の競争率が高まっています。特に以下の条件を満たす物件は、募集開始から1週間以内に決まるケースが増えました:
駐車場2台分確保可能
小学校徒歩10分以内
収納豊富(ウォークインクローゼット等)
ペット飼育可
内見なし契約の増加と注意点
2025年の大きなトレンドとして、オンライン内見や写真のみで契約を決める方が増えています。イタンジ社の調査によれば、都内では内見せずに契約するケースが60%を超えたとのことです(参考:イタンジ「2025年都内引越しトレンド」2025年)。
静岡市でも同様の傾向があり、特に県外からの転勤者は時間的制約から内見なし契約を選択されます。
ただし、宅建士として強くお伝えしたいのは、可能な限り現地確認をしてほしいということです。
2025年4月、オンライン内見のみで契約されたCさん(20代・単身)から「想像より部屋が狭く感じる」というご相談がありました。写真と実際の印象は異なることがあるため、特に初めての一人暮らしの方には現地確認をおすすめしています。
3. 静岡市で優良物件を見つけるための実践テクニック
静岡市で10年以上賃貸仲介に携わってきた経験から、この地域特有の優良物件の探し方をお伝えします。
静岡市のエリア別優良物件の特徴
静岡市は葵区、駿河区、清水区の3区に分かれており、それぞれで「優良物件」の条件が異なります。
葵区(特に静岡駅周辺) 静岡市の中心エリアで、単身者向け物件の需要が最も高い地域です。優良物件の条件は:
静岡駅徒歩10分以内
新幹線通勤の方向けに静岡駅へのアクセス良好
コンビニ・飲食店が充実
私が2025年2月に担当した葵区の物件では、静岡駅徒歩8分の1K(築7年、家賃5.8万円)が掲載後2日で4件の問い合わせがあり、即日申し込みが入りました。このエリアは競争が激しいため、スピード勝負です。
駿河区 静岡大学周辺は学生需要が高く、ファミリー層は南部エリアに集中します。優良物件の条件は:
学生向け: 大学徒歩・自転車圏内、スーパー近く
ファミリー向け: 駐車場2台、小学校近く、公園あり
2025年1月、駿河区のあるファミリー向け2LDK物件(築10年、家賃7.2万円、駐車場2台込み)は、小学校徒歩5分という立地が決め手となり、内見当日に申し込みが入りました。
清水区 清水駅周辺とそれ以外で状況が大きく異なります。優良物件の条件は:
清水駅周辺: 駅徒歩圏内、商業施設近く
その他エリア: 車での生活利便性、駐車場の広さ
清水区は比較的物件探しに余裕があり、じっくり選べるエリアです。2025年3月、清水区で3LDK(家賃6.5万円、駐車場2台)を探していたDさんは、2週間で5件内見し、納得の物件を契約されました。
静岡市特有の「掘り出し物件」を見つける方法
静岡市には、大手ポータルサイトに掲載される前の「未公開物件」が意外と多く存在します。
これは地域密着型の不動産会社が多いためです。大家さんが「信頼している地元の不動産屋にまず紹介してほしい」と考えるケースが多く、ネット掲載前に成約することがあります。
私の会社でも、2025年1月に管理物件のオーナーから「ネットに出す前に、良い人がいたら紹介してほしい」と依頼された駅近2DK物件があり、すでにご相談いただいていたお客様に優先的にご紹介し、成約に至りました。
未公開物件に出会うコツは:
複数の地元不動産会社に直接足を運ぶ
希望条件を具体的に伝える
「良い物件があれば優先的に教えてほしい」と依頼する
定期的に連絡を取る
静岡市の家賃相場を把握する
優良物件かどうか判断するには、相場感覚が重要です。
2025年の静岡市の家賃相場(CHINTAI調べ)は、ワンルーム〜1LDKで約6.4万円です(参考:CHINTAI「静岡市家賃相場」2025年8月時点)。
ただし、エリアや駅距離によって大きく異なります:
静岡駅徒歩5分以内 1K: 5.5〜6.5万円
静岡駅徒歩10〜15分 1K: 4.5〜5.5万円
静岡駅バス圏内 1K: 3.8〜4.8万円
相場より5,000円以上安い物件を見つけたら、必ず理由を確認しましょう。築年数が古い、設備が不十分、日当たりが悪いなど、何らかの理由があるはずです。
4. 時期別の優良物件探しの戦略
賃貸市場は季節によって大きく変動します。それぞれの時期に合わせた戦略をお伝えします。
1月〜3月: 繁忙期の攻略法
メリット
物件の選択肢が圧倒的に多い
新築物件も多数登場
未公開物件に出会えるチャンス
デメリット
競争率が非常に高い
初期費用の交渉が難しい
引っ越し業者の予約が取りにくい
優良物件を確保する具体的戦略
2025年1月から3月、私が担当したお客様で優良物件を確保できた方には共通点がありました。それは事前準備の徹底です。
成功事例: Eさん(20代・会社員)のケース
12月中旬に希望条件を整理
1月上旬から週1回ペースでポータルサイトチェック
気になる物件は即日内見予約
内見時に必要書類一式を準備
気に入った物件は内見当日に申し込み
Eさんは1月下旬、静岡駅徒歩6分の1K(築3年、家賃5.5万円)を内見当日に申し込み、無事契約されました。
繁忙期に優良物件を確保するポイント:
スピード: 気になる物件は当日〜翌日に内見
決断力: 条件が合えば即日申し込み
準備: 必要書類を事前に用意
柔軟性: 第一希望がダメでも第二、第三候補を準備
4月〜6月: 掘り出し物件を狙う時期
繁忙期が終わった4月以降は、物件数は減りますが、じっくり選べる利点があります。
この時期の優良物件の特徴
繁忙期に成約しなかった物件の条件改善
礼金ゼロ、フリーレント付きなど好条件
家賃交渉に応じてもらいやすい
2025年5月、私が担当したFさん(30代・ファミリー)は、元々家賃8.5万円で募集されていた2LDK物件を、家賃8万円+礼金ゼロの条件で契約されました。繁忙期に決まらなかった物件のため、大家さんが条件を改善したのです。
7月〜8月: 最閑散期の戦略
夏は賃貸市場が最も静かな時期です。物件数は少ないですが、大きなメリットもあります。
メリット
不動産会社がじっくり対応してくれる
条件交渉が最も通りやすい
引っ越し費用が安い
デメリット
物件の選択肢が少ない
人気エリアは空室がほとんどない
私の経験では、7月〜8月は「条件を緩和して探す」のがおすすめです。
2025年7月、Gさん(40代・単身)は、当初「駅徒歩5分以内」を希望されていましたが、選択肢がないため「徒歩12分」まで条件を広げました。結果、駅徒歩12分ながら築5年、設備充実の物件を相場より1万円安く契約できました。
9月〜10月: 第二の繁忙期
秋は企業の人事異動による転勤需要があり、「第二の繁忙期」と呼ばれます。
特徴
春ほどではないが物件数は増える
ファミリー向け物件の動きが活発
単身者向けは比較的落ち着いている
2025年9月、私が管理している3LDK物件に、転勤による問い合わせが5件ありました。ファミリー向けは競争率が高いですが、単身者向けは狙い目の時期です。
11月〜12月: 繁忙期前の準備期間
12月は私が最もおすすめする時期です。
なぜ12月がおすすめなのか
1月の繁忙期に向けて物件が出始める
まだ競争が激しくない
年内に決めたい大家さんの心理を利用できる
じっくり選べる
2024年12月、私のお客様の約7割が「理想に近い物件を契約できた」と満足されています。これは他の月と比較して圧倒的に高い数字です。
5. 宅建士が教える優良物件を確実に確保する方法
最後に、優良物件を確実に手に入れるための実践的なアドバイスをお伝えします。
新着物件情報を見逃さないシステムを作る
優良物件は掲載後すぐに問い合わせが殺到します。2025年2月、ある人気物件は掲載後3時間で5件の問い合わせがあり、翌日には申し込みが入りました。
新着情報をキャッチするコツ
SUUMO、HOMESなど複数のポータルサイトに希望条件を登録
新着メール通知をONにする
1日2回(朝・夕)チェックする習慣をつける
地元不動産会社にも希望を伝えておく
私のお客様で優良物件を契約できた方の多くは、新着物件を見つけてから24時間以内に内見予約をされています。
内見時の重要チェックポイント
写真や情報だけではわからない部分を、内見で必ず確認しましょう。
私がお客様に必ず確認してもらうポイント
室内
収納の広さと使い勝手(実際に扉を開けて確認)
コンセントの位置と数
携帯電話の電波状況
水圧(実際に蛇口をひねって確認)
防音性(壁を軽く叩いて確認)
建物・共用部
ゴミ捨て場の清潔さ
掲示板の内容(トラブル情報の有無)
駐輪場・駐車場の状況
エントランスの管理状況
周辺環境
実際に駅まで歩いてみる
スーパー・コンビニの位置確認
夜の雰囲気(可能であれば昼と夜両方見る)
2025年3月、Hさんは内見時に周辺を歩き、近くに24時間営業のコンビニがあることを発見し、契約の決め手になったそうです。
申し込み時に差をつける準備
優良物件は複数人が同時に申し込むことがあります。その際、準備が整っている方が優先されます。
事前に準備しておくべき書類
身分証明書のコピー
収入証明書(源泉徴収票、給与明細3ヶ月分など)
在職証明書
住民票
印鑑証明書
連帯保証人を立てる場合は、保証人の書類も必要です。事前に保証人候補の方と相談しておきましょう。
2025年2月、Iさんは必要書類を全て準備した状態で内見に臨み、その場で申し込みができました。同日に別の方も内見予定でしたが、Iさんの準備の良さが評価され、優先的に審査が進められました。
条件交渉のタイミングと方法
優良物件でも、タイミング次第で条件交渉が可能です。
交渉しやすい条件
フリーレント(1ヶ月家賃無料)
礼金の減額・免除
設備の交換・追加
入居日の調整
交渉が通りやすい時期
6月〜8月の閑散期
12月(年内に決めたい大家さんの心理)
長期空室の物件
交渉のコツ
礼儀正しく、誠実な態度で
「この条件なら即決します」という姿勢を示す
無理な要求はしない
複数の条件を同時に交渉しない
2025年6月、Jさんは3ヶ月空室だった物件について、「礼金1ヶ月分を免除してもらえれば即日申し込みします」と交渉し、受け入れられました。
優良物件かどうか見極める最終チェック
契約前に、本当に優良物件なのか冷静に判断しましょう。
見極めるポイント
家賃は相場と比較して適正か
初期費用の内訳は明確か
管理会社の評判はどうか
長期的に住み続けられる環境か
周辺の開発計画はないか
特に重要なのは「長期的視点」です。2〜3年住むことを考えれば、多少家賃が高くても利便性の高い物件の方が結果的に満足度が高いことが多いです。
まとめ: 優良物件探しは準備と行動力が成功の鍵
賃貸の優良物件が最も多く出回るのは1月〜3月ですが、12月から動き出すことで、競争を避けつつ良い物件に出会える可能性が高まります。
宅建士として10年以上、静岡市の賃貸市場を見てきた私からのアドバイスをまとめます:
優良物件を確保するための5つのポイント
タイミング: 入居希望日の2ヶ月前から動く(12月開始が理想)
準備: 希望条件の整理と必要書類の事前準備
情報収集: 複数のポータルサイトと地元不動産会社を活用
スピード: 気になる物件は24時間以内に内見予約
決断力: 条件が合えば即日申し込み
2025年の賃貸市場は、住宅購入を見送る層が増加し、ファミリー向け優良物件の競争が激化しています。同時に、在宅ワーク対応など、求められる条件も多様化しています。
大切なのは、「自分にとっての優良物件」を明確にすることです。駅近、築浅、家賃安いという条件だけでなく、自分のライフスタイルに合った物件こそが、真の優良物件だと私は考えています。
2025年4月入居を希望される方は、今すぐ準備を始めましょう。12月〜1月の動き出しが、理想の住まいとの出会いを左右します。
この記事が、あなたの優良物件探しの一助となれば幸いです。
参考資料
著者情報

佐須陽介
代表・宅地建物取引士
宅地建物取引士(静岡) 第 025298号 賃貸不動産経営管理士(2)第 059325号 住宅ローンアドバイザー
業界歴15年
静岡市出身、現在は静岡市を拠点に不動産仲介・コンサルティング業務を手掛けています。これまで新築・中古マンション、戸建、賃貸管理まで幅広く携わってきました。
数多くのお客様の住まい選びをサポート。住宅ローンの借り換え支援なども含め、現実的な選択肢を提示することに定評があります。
静岡市を拠点に不動産仲介・コンサルティング業務を手掛けています。私自身もかつて住宅ローンの借り換えを経験し、「数字に強く、現実的な選択肢を示すこと」を常に心がけています。代表メッセージ(Authentill Style)にあるように、お客様に寄り添い、安心できる住まい選びを一緒に進めたいと心から願っています。
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