静岡市でマンションを検討するなら知っておきたい「種類・価格・選び方」
目次
はじめに:静岡市でマンションを検討する意味
「マンション」と一言で言っても種類は多い
新築 vs 中古
静岡市のマンション相場・価格帯データ(信頼できる情報)
購入検討時に重視すべきポイント
立地(駅近/高層階)
築年数・管理体制・資産性
自分のライフステージ・ステータス感に合った選び方
私の体験談:静岡市で感じた「このタイプなら検討したい」マンション
新築タワー(中心地・高層階)
中古レジデンス(中心地・中層階)
郊外型マンション(ファミリー向け・価格重視)
「今こそ中古マンションを検討すべき理由」
行動を起こすための3ステップ
まとめ
著者プロフィール
1. はじめに:静岡市でマンションを検討する意味
静岡県の県庁所在地である静岡市。都市機能が整いながらも、海・山・自然にも近く、都会の利便性と落ち着いた暮らしを両立できるエリアとして注目を集めています。私も賃貸のご案内で「静岡市ならでは」の住まい探しを数多く経験してきました。
その中で気づいたのは、「マンションを検討する」という選択肢には大きな可能性があるということです。特に中古マンションは、新築より資金面のハードルを下げながら、中心地・高層階・駅近という条件を狙えるケースも。今回は、そんな静岡市のマンション選びの“肝”を、私の体験と共にご紹介します。
2. 「マンション」と一言で言っても種類は多い
マンションを選ぶ際、種類を理解しておくことで「自分に合った選び方」が明確になります。
新築 vs 中古
新築マンション:最新設備・ブランド感・耐震・セキュリティが充実。やはり価格は高め。
中古マンション:築年数や管理状況を確認する必要がありますが、価格が抑えられていたり、中心地・良立地の物件が「今だからこそ」手が届きやすいこともあります。
レジデンス・タワー・郊外型
レジデンスタイプ:中心地・駅近・中~高層物件。利便性・ステータス感を求める方に。
タワーマンション:さらに高層階・眺望・共用施設充実といった付加価値あり。価格もそれなり。
郊外型マンション:駅から少し離れ、敷地もゆったり。ファミリー向け、価格重視の方に適している傾向。
「どのタイプを選ぶか=何を優先するか」ということが明確になると、検討がぐっと進みます。
3. 静岡市のマンション相場・価格帯データ(信頼できる情報)
信頼性の高いポータルサイトや調査データをもとに、静岡市の中古マンション相場を確認しておきましょう。
ダイヤモンド不動産研究所によると、静岡市葵区の中古マンションの現在価格は「約2,316万円(10年前比+52.2%)」と報告されています。平均専有面積65㎡、築年平均1998年。 ダイヤモンド不動産研究所
同エリアにおける築年数別坪単価のデータも示されており、新築に近しいものでは153万円/坪、25年築で61万円/坪と大きな差があります。 ダイヤモンド不動産研究所
at homeのデータでは、静岡市葵区の中古マンション相場は「1,797.73万円(複数件数より)」。 アットホーム
なお、県全体で見ると中古マンションの相場は約1,467万円(10年前比+14.5%)というデータもあります。 ダイヤモンド不動産研究所
これらを踏まえると、私が以前ご案内してきた印象とも照らし合わせて、「静岡市では一般的に3,000万円〜5,000万円あたりが実需検討レンジになる」と申し上げて差し支えないと感じています。中心地・良立地・高層階を狙うなら上限寄り、駅から少し離れ・築年数ありなら下限付近、といったイメージです。
4. 購入検討時に重視すべきポイント
たとえ価格帯が同じでも、マンションの属性によって将来性・満足度は大きく変わります。私の経験から、以下のポイントを重点的に押さえることをおすすめします。
立地(駅近/高層階)
上述のデータからも、「駅から徒歩距離」の影響が価格に出ています。例えば葵区では、駅徒歩1分物件の坪単価131万円/坪、徒歩15分で71万円/坪というデータがあります。 ダイヤモンド不動産研究所
高層階で眺望が良ければ、副次的に安心感・資産性が高まりやすいです。
築年数・管理体制・資産性
築浅ほど価格は高く、築が経過すると価格下落傾向も出てきます。データでも築25年で単価が築1年の半分以下という例があります。 ダイヤモンド不動産研究所+1
また、管理費・修繕積立金・マンション全体の管理状態もしっかり確認しましょう。資産性を重視するなら、将来売却や賃貸検討も視野に入れて「誰かが住みたくなる物件か」を意識することが重要です。
自分のライフステージ・ステータス感
「どんな暮らしをしたいか」「どんなステータスを持ちたいか」によって、選ぶべきタイプが変わります。
単身・夫婦:中心地・駅近・タワー高層階で暮らして、利便性重視。
ファミリー:郊外型で広さ・子育て・コミュニティ重視。
セカンドハウス・将来の住替えも視野:資産性+転売も視野に入れた選び方。
私もご案内の際、「ステータス感」「実用・生活感」の両方を丁寧にヒアリングしながらご提案してきました。
5. 私の体験談:静岡市で感じた「このタイプなら検討したい」マンション
実際に私が賃貸住宅探し・ご案内してきた経験をもとに、静岡市で印象深かったマンションタイプをご紹介します。
新築タワー(中心地・高層階)
あるとき、静岡市中心部に建つ高層タワーマンションをご案内しました。駅から徒歩5分、20階以上の階数、共用施設もしっかりしており、「静岡市でのステータス感」が非常に明確に出ていました。価格はもちろん高めですが、眺望・利便性・資産価値の観点から「検討したい」と感じるお客様は多かったです。
中古レジデンス(中心地・中層階)
別のケースでは、築10〜15年、駅徒歩15分程度、中層階の中古マンション。価格が新築タワーの半分程度で、立地・管理ともに良好。「中心地に住みたいが予算を抑えたい」というお客様に非常に響いていました。「今ならこの条件で中心地を押さえられる」という実感がありました。
郊外型マンション(ファミリー向け・価格重視)
郊外の住宅地にある敷地ゆったり・階数控えめ・駅から少し距離ありというマンションも案内経験があります。こちらはファミリー重視で「広さ」「静けさ」「子育て環境」を重視するお客様にぴったりでした。価格帯も比較的抑えめで、3000万円台前半でも十分検討対象になっていました。
6. 「今こそ中古マンションを検討すべき理由」
中古物件は価格交渉・立地選定の幅が広い。中心地・高階数でも比較的手が届きやすい。
静岡市は中心地の資産性・利便性が一定水準にあり、築浅・良立地物件なら将来性も期待できる(葵区の中古価格10年で+52%というデータもあります) ダイヤモンド不動産研究所
新築供給が限られてきている中、良中古物件は「選べるうちに選ぶ」という考えも。
「今動く」ことで、後悔のない住まい選びに近づける。私自身、不動産を案内してきて、「待ち過ぎて条件を手放す」ケースを多く見てきました。
7. 行動を起こすための3ステップ
情報収集:まずはポータルサイトで静岡市・希望エリア・価格帯をチェック。例えば「駅徒歩10分以内」「築10年以内」「3LDK以上」など条件を明確に。
物件見学・比較検討:気になる物件が出たら現地見学。階数・眺望・管理状態・周辺環境を自分の目で確認。
資金計画・相談:価格帯が「おおよそ3000万〜6500万円」というマーケット感を持った上で、ライフプラン・住宅ローン・維持コストも含めて相談。必要があれば宅建士・住宅ローンアドバイザーと連携を。
8. まとめ
静岡市で「中古マンションを検討してみよう」と思ったなら、今回ご紹介したように「種類を理解」「価格を知る」「自分の優先条件を立てる」という流れが非常に有効です。
特に「中心地・駅近・階数の高い物件」が注目されている中で、中古であれば価格抑制+利便性を両立できる可能性が高いです。私の案内経験からも、「後悔しない住まい選び=動けるうちに動く」ことの重要性を痛感しています。
ぜひ一度、静岡市の中古マンション市場に足を踏み入れてみてください。物件を知るだけで、選択肢が広がります。あなたの理想の住まいを、安心して手に入れられるよう、心から願っています。
著者情報

佐須陽介
代表・宅地建物取引士
宅地建物取引士(静岡) 第 025298号 賃貸不動産経営管理士(2)第 059325号 住宅ローンアドバイザー
業界歴15年
静岡市出身、現在は静岡市を拠点に不動産仲介・コンサルティング業務を手掛けています。これまで新築・中古マンション、戸建、賃貸管理まで幅広く携わってきました。
数多くのお客様の住まい選びをサポート。住宅ローンの借り換え支援なども含め、現実的な選択肢を提示することに定評があります。
静岡市を拠点に不動産仲介・コンサルティング業務を手掛けています。私自身もかつて住宅ローンの借り換えを経験し、「数字に強く、現実的な選択肢を示すこと」を常に心がけています。代表メッセージ(Authentill Style)にあるように、お客様に寄り添い、安心できる住まい選びを一緒に進めたいと心から願っています。
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