賃貸物件の固定資産税、オーナーが知るべき基礎知識と節税のポイント

目次

  1. 賃貸物件探しはいつから?基本的な考え方

  2. 時期別・物件探しのスケジュールと戦略

  3. 私が推奨する「逆算式」物件探しスケジュール

  4. 物件探しで失敗するNG行動

  5. 今すぐできる準備と最初の一歩


1. 賃貸物件探しはいつから?基本的な考え方

結論:入居希望日の1.5〜2ヶ月前がベスト

賃貸物件探しを始める最適なタイミングは、入居希望日の1.5〜2ヶ月前です。

HOME'Sの解説によると、引越し希望時期の1〜2ヶ月前から探し始めるのが一般的とされています(参考:https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00323/ )。

なぜこの時期なのか?理由は大きく3つあります。

  1. 物件の空き情報が出揃う時期:入居者の退去予告は通常1〜2ヶ月前に行われるため、このタイミングで新しい空室情報が増える

  2. 契約から入居までの期間:入居審査や契約手続きに通常1〜2週間かかる

  3. 引越し準備の時間確保:引越し業者の手配や荷造りに最低2週間は必要

早すぎる物件探しのリスク

「早めに動いた方が安心」と思いがちですが、実は3ヶ月以上前からの物件探しにはリスクがあります

賃貸物件には「仮押さえ」という制度が基本的に存在しません。つまり、気に入った物件を見つけても、契約しない限りキープできないのです。契約してしまうと、入居前でも家賃が発生する「フリーレント」がない限り、二重払いになってしまいます。

【私の実務経験】

2024年11月、静岡市葵区で翌年4月入居を希望するお客様から相談を受けました。11月時点で気に入った物件を見つけたものの、4ヶ月以上も家賃を払い続けるのは現実的ではありません。結果的に、1月に改めて探し直すことになりました。このケースでは、「11月は情報収集のみ、本格的な物件探しは1月から」とアドバイスしたことで、スムーズに希望の物件を見つけることができました。


2. 時期別・物件探しのスケジュールと戦略

繁忙期(1〜3月)の物件探し

1月〜3月は、進学・就職・転勤などで引越しする人が最も多い時期です。この時期の特徴を押さえておきましょう。

【メリット】

  • 物件の選択肢が1年で最も多い

  • 新築物件の情報も豊富

  • 退去予定の物件情報が次々と出てくる

【デメリット】

  • 競争が激しく、人気物件は即日で埋まる

  • 不動産会社も忙しく、じっくり相談しにくい

  • 引越し費用が高騰する

【1〜3月入居の場合のスケジュール例】

時期

やるべきこと

11〜12月

情報収集・条件整理・エリアのリサーチ

1月前半

本格的な物件探し開始・内見予約

1月後半〜2月前半

内見・申込み・審査

2月後半

契約・引越し準備

3月

入居

【私の実践例】

2025年2月、静岡市駿河区で3月入居を希望するお客様をサポートしました。1月中旬に物件探しを開始し、1週間で3件内見。2件目で気に入った物件が見つかり、その日のうちに申込みを完了。結果、競合を避けて希望の物件を確保できました。繁忙期はスピードが命です。


閑散期(6〜8月)の物件探し

6月〜8月は引越し需要が落ち着く時期です。

【メリット】

  • 競争が少なく、じっくり検討できる

  • 家賃交渉や初期費用の交渉がしやすい

  • 不動産会社が丁寧に対応してくれる

  • 引越し費用が安い

【デメリット】

  • 物件の選択肢が繁忙期より少ない

  • 条件の良い物件は既に埋まっていることが多い

アットホームの情報によると、オフシーズンは不動産会社が空室を早く埋めたいため、家賃を下げて募集をかけ直すことがあるとされています(参考:https://www.athome.co.jp/contents/manual/howto-choose/timing/lookingforaroom/ )。

【私の実践例】

2024年7月、静岡市清水区で8月入居を希望するお客様を担当しました。閑散期だったため、家賃の5,000円値下げ交渉に成功。さらにフリーレント1ヶ月も獲得でき、初期費用を大幅に抑えることができました。


第二の繁忙期(9〜10月)の物件探し

9月〜10月は転勤シーズンで、ファミリー向け物件が増える時期です。

【特徴】

  • 転勤による2LDK・3LDKの空きが増える

  • 結婚シーズンとも重なり、カップル向け物件も動く

  • 春ほどの競争はないが、油断は禁物

【9〜10月入居の場合のスケジュール例】

時期

やるべきこと

7月

条件整理・情報収集開始

8月

本格的な物件探し・内見

9月前半

申込み・契約

9月後半〜10月

引越し・入居


3. 私が推奨する「逆算式」物件探しスケジュール

入居希望日から逆算して計画を立てる

私が最も重要だと考えるのは、入居希望日から逆算してスケジュールを立てることです。

【入居2ヶ月前】条件整理・情報収集期間

この時期にやるべきこと:

  1. 家賃の上限を決める(管理費込みで考える)

  2. 希望エリアを2〜3箇所に絞る

  3. 絶対に外せない条件と妥協できる条件を整理

  4. 不動産ポータルサイトで相場感を掴む

【入居1.5ヶ月前】本格的な物件探し開始

この時期にやるべきこと:

  1. 不動産会社に問い合わせ・訪問

  2. 気になる物件の内見予約

  3. 複数物件を比較検討

【入居1ヶ月前】申込み・契約

この時期にやるべきこと:

  1. 希望の物件に申込み

  2. 入居審査(通常3〜10日)

  3. 契約締結・初期費用の支払い

  4. 引越し業者の手配

【入居2週間前〜当日】引越し準備・入居

この時期にやるべきこと:

  1. 荷造り

  2. 各種届出(転出届など)

  3. ライフラインの手続き

  4. 鍵の受け取り・入居


現在賃貸に住んでいる場合の注意点

住み替えの場合は、現在の住まいの「退去予告期限」を必ず確認してください。

CHINTAIの情報によると、通常、賃貸契約を解除する場合は「2ヶ月前までに管理会社へ申し出ること」などと契約で決められている場合が多いとされています(参考:https://www.chintai.net/news/29831/ )。

申し出が遅れると、退去後も余計に家賃を払い続けなければならない場合があるので注意が必要です。

【私の失敗談】

実は私自身、20代の頃に退去予告期限を見落とした経験があります。1ヶ月前に退去を申し出たところ、「契約上は2ヶ月前までに通知が必要」と言われ、1ヶ月分の家賃を余計に支払うことになりました。契約書は必ず確認してください。


入居時期に合わせた最適なスケジュールをご提案します。Authentill Styleでは、お客様の状況に合わせた物件探しの無料相談を行っています。「いつから探し始めればいいか分からない」という方も、お気軽にご相談ください。


4. 物件探しで失敗するNG行動

実務で見てきた「失敗パターン」を3つご紹介します。

NG1:3ヶ月以上前から本格的に物件を探す

前述のとおり、賃貸物件には基本的に「仮押さえ」ができません。ウインズリンクの記事でも、物件探しは2ヶ月前くらいから始めるのが理想であり、早すぎると物件をキープできないと指摘されています(参考:https://www.winslink.co.jp/article/look/timing.php )。

【失敗事例】

2024年10月、翌年4月入居希望のお客様が「早めに決めたい」と10月から本格的に物件探しを開始。11月に気に入った物件を見つけましたが、5ヶ月間の家賃(約35万円)を前払いする必要があり、断念。結局1月に探し直すことになり、二度手間になってしまいました。


NG2:繁忙期にじっくり悩む

1〜3月の繁忙期は、人気物件が数日で埋まることも珍しくありません。

【失敗事例】

2025年2月、静岡市内で物件を探していたお客様が、内見した物件を「もう少し考えたい」と1週間保留に。結果、その間に別の方が契約してしまいました。繁忙期は「良いと思ったら即決」が鉄則です。


NG3:条件を絞りすぎる

条件を厳しくしすぎると、該当する物件がほとんどなくなってしまいます。

【失敗事例】

「駅徒歩5分以内・築5年以内・2LDK・家賃7万円以下・ペット可」という条件で探していたお客様。静岡市内でこの条件を満たす物件はほぼゼロでした。条件を「駅徒歩10分以内・築15年以内」に緩和したところ、複数の候補が見つかりました。

【私のアドバイス】

条件は「絶対に外せないもの」と「できれば欲しいもの」に分けて整理しましょう。そうすることで、選択肢が広がります。


5. 今すぐできる準備と最初の一歩

ステップ1:入居希望日を明確にする(所要時間:5分)

まずは「いつ入居したいか」を具体的に決めましょう。

  • 4月1日から新生活 → 3月下旬入居

  • 転勤で10月1日から → 9月下旬入居

入居希望日が決まれば、逆算してスケジュールが組めます。

ステップ2:条件を書き出す(所要時間:15分)

以下の項目をメモに書き出してください。

  1. 家賃の上限(管理費込みで考える)

  2. 希望エリア(通勤・通学時間から逆算)

  3. 間取り・広さ

  4. 絶対に外せない条件(例:バス・トイレ別、2階以上など)

  5. あれば嬉しい条件(例:宅配ボックス、浴室乾燥など)

ステップ3:ポータルサイトで相場を確認する(所要時間:30分)

SUUMO、HOME'S、アットホームのいずれかで、希望エリアの物件を検索してみましょう。この段階では契約を考えなくてOK。相場感を掴むことが目的です。

ステップ4:現在の契約書を確認する(住み替えの場合)

退去予告期限を確認してください。通常は1〜2ヶ月前ですが、契約によって異なります。


まとめ

この記事の要点を3つにまとめます。

  1. 物件探しは入居希望日の1.5〜2ヶ月前から:早すぎると二重払いのリスク、遅すぎると選択肢が狭まる

  2. 繁忙期(1〜3月)はスピード勝負:じっくり悩んでいると人気物件は即日で埋まる

  3. 閑散期(6〜8月)は交渉のチャンス:家賃や初期費用の値下げ交渉がしやすい

物件探しのタイミングは、新生活を成功させる重要な要素です。ぜひこの記事を参考に、計画的に進めてください。

静岡市で賃貸物件をお探しの方、「いつから始めればいいか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。Authentill Styleでは、お客様の入居希望日に合わせた最適なスケジュールをご提案します。地域密着だからこそ、静岡市の物件情報をいち早くお届けできます。


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著者情報

佐須陽介

佐須陽介

代表・宅地建物取引士

宅地建物取引士(静岡) 第 025298号 賃貸不動産経営管理士(2)第 059325号 住宅ローンアドバイザー

業界歴15

静岡市出身、現在は静岡市を拠点に不動産仲介・コンサルティング業務を手掛けています。これまで新築・中古マンション、戸建、賃貸管理まで幅広く携わってきました。

数多くのお客様の住まい選びをサポート。住宅ローンの借り換え支援なども含め、現実的な選択肢を提示することに定評があります。

得意分野: 不動産仲介、住宅ローンアドバイス、賃貸管理、不動産コンサルティング
趣味: 釣り、映画鑑賞、子どもと過ごす時間。休日には街を歩きながら、地域の魅力を再発見することが楽しみです。

静岡市を拠点に不動産仲介・コンサルティング業務を手掛けています。私自身もかつて住宅ローンの借り換えを経験し、「数字に強く、現実的な選択肢を示すこと」を常に心がけています。代表メッセージ(Authentill Style)にあるように、お客様に寄り添い、安心できる住まい選びを一緒に進めたいと心から願っています。

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